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GoTheDistance!ジェニファーの法政大学通信ブログ

法政大学通信ブログ by ジェニファー。法政大学通信教育課程・経済学部商業学科に2015後期入学(3年次編入)。試験やリポート、学習の内容と進捗状況、日々の気付きなど。Go the Distance!最後までやり遂げよう!

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はたらかないで、たらふく食べたい

タイトルに魅かれて読んだ本。『はたらかないで、たらふく食べたい 「生の負債」からの解放宣言 』。

この世のありとあらゆる常識について、ぐにゃっとした変化球で疑問を投げかけられて、まだ全部消化できていない。

その中のひとつ、仕事観と結婚観について。著者が結婚を前提にお付き合いしていた女性にふられたエピソードが出てくる。

アナキズム研究が専門の著者は、三十代半ば。大学の非常勤講師をしながら、論文を書いたり、デモ活動に参加したりする日々。そんな彼に業を煮やした婚約者が、こう言い放つ。

「もう我慢できない。おまえは家庭をもつ、子どもをもつということがどういうことかわかっているのか。社会人として、大人として、ちゃんとするということでしょう。正社員になって、毎日つらいとおもいながら、それをたえつづけるのが大人なんだ。やりたいことなんてやってはいけない。仕事なんていくらでもあるのに、やりたいことしかやろうとしないのは、わがままな子どもが駄々をこねているようなものだ」

こんな身も蓋もないことを言われた男性の心痛は如何ばかりか。とはいえ、彼女も元来、決して鬼のような人なわけではなくて。。

わたしがかの女を好きになったのは、カメのかたちをしたメロンパンをもらったからであった。まわりでおこっていることなんてなにも考えずに、わたしのためにパンを焼いてきてくれたのがうれしかった。その無償の行為のなかに、いとおしさをかんじたのであった。

カメのパンを焼くやさしい女性から、上記の鬼発言へと豹変したというわけではなく、おそらく彼女自身も『毎日つらいとおもいながら、それをたえつづけるのが大人なんだ。やりたいことなんてやってはいけない』と自分に言い聞かせて、がんばって働いているのだと思う(彼女は公務員)。

それなのに、自分のことを愛している、結婚してくれ、と言う男性が、そんな『当たり前のこと』さえしようとしないのは、愛情も誠意もない、と感じてしまうのではないだろうか。当然ながら、そこにまったく悪気はなく、自分自身をも押し殺しているところが、やるせない。

『大人として、ちゃんとする』って、どういうことだろう?

私も時々、仕事で不条理に直面した時とか、仕事とはしんどいものであり、これにたえるのが大人なのだ、と自分を言いくるめることがあるけど、はたしてそれが本当に大人ということなのか? もしかしたら、面倒な葛藤とか、チャレンジすることに怖気づいて、むしろ楽な方を選んでいるだけなのかもしれない。

こんなふうに考えるのって、青臭いんだろうか? カメのパンの彼女に、猛烈に怒られてしまうだろうか?

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